トラックドライバーとして働く女性は、仕事中に周囲から驚かれたり、休憩場所や日焼け対策を意識したりすることがあります。こうした経験はすべての女性に共通するものではありませんが、女性トラックドライバーから聞かれることの多い「あるある」といえるでしょう。

また、仕事内容や職場環境によっては、荷役作業の負担や設備面に不便を感じることもあります。一方、経験や保有免許を活かして収入アップを目指せることや、自分の生活に合った仕事を選びやすいことは、トラックドライバーとして働く魅力です。

本記事では、女性トラックドライバーに多い「あるある」をはじめ、仕事で大変に感じやすいことやメリット、求人を選ぶ際のポイントを解説します。

女性トラックドライバーに多い「あるある」とは?

女性トラックドライバーとして働いていると、仕事中のさまざまな場面で、周囲の反応や運転業務ならではの経験に出会うことがあります。ここでは、女性ドライバーから比較的よく聞かれる「あるある」を紹介します。

トラックから降りると驚かれることがある

トラックから降りた際、取引先や配送先の人から驚かれることがあります。特に大型トラックを運転している場合は、「女性が運転していたのですね」と声をかけられることもあるでしょう。

トラックドライバーは男性が多い職種というイメージが残っているため、女性が運転していることを意外に感じる人もいます。ただし、女性ドライバーが活躍する職場もあり、日常的に女性が運転している地域や取引先では、特別な反応をされないこともあります。

立ち寄りやすいトイレに詳しくなる

長時間運転する仕事では、休憩やトイレに立ち寄れる場所を事前に把握しておくことが大切です。仕事を続けるうちに、道の駅やSA・PA、コンビニなど、ルート上の利用しやすい施設に自然と詳しくなります。

トイレの清潔さや利用できる時間だけでなく、トラックを安全に駐車できるスペースがあるかどうかも重要なポイントです。女性に限ったことではありませんが、安心して利用できる設備を重視して休憩場所を選ぶ人は少なくありません。

日焼け対策が習慣になる

運転中は窓から日差しが入りやすいため、季節を問わず紫外線が気になることがあります。特に長時間同じ姿勢で運転していると、顔や腕など、日光が当たりやすい部分のケアが必要になることもあるでしょう。

そのため、日焼け止めやアームカバー、サングラスなどを車内に用意しているドライバーもいます。紫外線対策が運転前の習慣になることも、女性トラックドライバーからよく聞かれる経験の1つです。

体力面を心配されることがある

初めて訪れる配送先などで、「荷物は持てますか」「作業は大丈夫ですか」と声をかけられることがあります。相手に悪意はなくても、性別を理由に体力面を心配されるケースもあるでしょう。

ただし、業務に必要な体力は、荷物の重さや荷役方法、配送距離などによって大きく異なります。フォークリフトやカゴ台車などを使用し、身体への負担を抑えている現場もあります。性別だけで判断するのではなく、仕事内容と本人の経験や適性を踏まえることが大切です。

女性トラックドライバーが大変だと感じやすいこと

トラックドライバーの仕事では、長時間の運転や荷役作業など、性別にかかわらず負担を感じる場面があります。そのなかでも、女性が働く際に確認しておきたいポイントを紹介します。

トイレや体調面への配慮が必要

配送ルートや時間帯によっては、希望するタイミングでトイレや休憩場所に立ち寄れないことがあります。施設が見つかっても、大型車を停められなかったり、夜間は防犯面に不安を感じたりすることもあるでしょう。

また、体調が優れない日に長時間運転を続けることは、心身の負担につながります。生理を含む体調の変化に対応するためにも、無理のない運行スケジュールが組まれているか、休憩を取りやすい環境かを確認することが大切です。

荷役作業で体力を使うことがある

荷物をトラックへ積み込んだり、配送先で下ろしたりする荷役作業では、体力が必要になる場合があります。特に手積み・手下ろしの現場では、荷物を繰り返し運ぶため、腕や腰などに負担がかかりやすくなります

ただし、荷役作業の内容は勤務先や担当する荷物によってさまざまです。フォークリフトやパレット、カゴ台車を使う仕事や、運転を中心とした仕事もあります。体力面に不安がある場合は、応募前に荷物の重さや荷役方法を確認しておきましょう。

女性向けの設備が十分でない職場もある

職場によっては、女性専用の更衣室やシャワー室、休憩スペースなどが十分に整っていない場合があります。着替えや休憩の際に、不便を感じることもあるでしょう。

また、制服や安全靴、防寒着などのサイズ展開が限られている職場もあります。一方で、女性ドライバーを受け入れるために設備や支給品を見直している企業もあります。求人情報だけでは分からないこともあるため、面接や職場見学の際に確認することがおすすめです。

女性がトラックドライバーとして働くメリット

トラックドライバーは、経験や資格を活かしながら、自分に合った働き方を検討できる仕事です。女性トラックドライバーの魅力としては、主に以下が挙げられます。

経験や働き方に応じて収入アップを目指せる

トラックドライバーは、取得している免許や運転する車両、運行距離、稼働時間などによって報酬が変わります。場合によっては、時間外手当や深夜手当、運行手当などが支給されることもあります。

中型・大型免許やフォークリフトなどの資格を取得し、担当できる仕事の幅を広げることで、収入アップを目指すことも可能です。ただし、給与体系は会社によって異なるため、求人を比較する際は基本給だけでなく、各種手当や賞与、稼働時間も確認しましょう

人と接する力を仕事に活かせる

トラックドライバーは一人で運転する時間が長い一方、荷主や配送先の担当者などと接する機会もあります。荷物の受け渡しや到着時間の確認など、相手と円滑にやり取りする力が求められる仕事です。

丁寧なあいさつや報告、状況に応じた気配りは、配送先との信頼関係を築くうえで役立ちます。性別にかかわらず、人とのコミュニケーションを大切にできる方は、その力を仕事に活かせるでしょう。

さまざまな運行形態から選べる

トラックドライバーの仕事には、決まったエリアを回るルート配送、近距離配送、長距離輸送など、さまざまな運行形態があります。稼働時間や休日、荷役作業の内容も会社によって異なるため、希望条件に近い仕事を探すことが可能です。

また、資格取得支援制度を設けている職場では、費用面のサポートを受けながら中型・大型免許などの取得を目指せる場合があります。小型トラックから経験を積み、段階的に担当できる車両を増やしていく働き方も選択肢の1つです。

女性トラックドライバーに関するよくある質問

女性がトラックドライバーを目指す際は、経験や必要な免許、家庭との両立など、さまざまな疑問が生じるでしょう。本章では、女性トラックドライバーの仕事に関するよくある質問に回答します。

Q:未経験でもトラックドライバーになれますか?

未経験から応募できる求人もあります。入社後の同乗研修や運転研修を設けている会社であれば、配送ルートや荷物の扱い方を学びながら仕事を始められます

未経験の場合は、研修期間や指導体制、最初に担当する車両や業務内容を確認しておくと安心です。職場見学が可能であれば、実際の仕事や職場の雰囲気も確認してみましょう。

Q:トラックドライバーになるにはどの免許が必要ですか?

必要な免許は、運転する車両の大きさや車両総重量、最大積載量によって異なります。普通免許で運転できる車両もありますが、仕事内容によっては準中型免許、中型免許、大型免許などが必要です

免許を取得した時期によって運転できる車両の範囲が異なるため、自分の免許証を確認したうえで求人の応募条件と照らし合わせましょう。資格取得支援制度を利用し、入社後に必要な免許を取得できる会社もあります。

家事や育児と両立できますか?

稼働時間や配送ルートが生活スタイルに合っていれば、家事や育児との両立を目指すことは可能です。毎日決まった時間に勤務しやすいルート配送や近距離配送は、生活の予定を立てやすい傾向があります。

ただし、早朝・夜間稼働の有無や急な運行変更への対応は会社によって異なります。応募前に稼働時間だけでなく、業務が終了する時間や休暇の取りやすさまで確認することが大切です。

Q:働きやすい会社を見極めるポイントはありますか?

仕事内容や稼働条件に加え、荷役方法、休憩の取りやすさ、職場設備、研修制度などを確認しましょう。女性ドライバーの在籍状況や、ライフステージの変化に対応できる制度の有無も参考になります。

ただし、女性ドライバーが在籍しているだけで働きやすいとは限りません。面接や職場見学を通じて、社員同士の雰囲気や相談のしやすさ、実際の業務内容を確認し、自分が無理なく続けられる環境かを判断しましょう

自分に合った職場と働き方を選ぼう

女性トラックドライバーが仕事で感じる大変さやメリットは、担当する車両や荷物、運行距離、稼働時間、職場環境によって異なります。性別だけで向き・不向きを判断するのではなく、自分の体力や生活スタイル、希望する収入などを踏まえて仕事を選ぶことが大切です。

求人を検討する際は、報酬や稼働スケジュールだけでなく、荷役作業の内容や研修制度、資格取得支援なども確認しましょう。複数の求人を比較し、自分が安心して長く働ける職場を探してみてください。

この記事の執筆者

軽貨物・業務委託ドライバーのための軽カモツネット

軽カモツネット編集部

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